今回の記事では銅の性質についてわかりやすく解説していきます。
銅の性質
銅って銅線といわれることからもわかるように
電気伝導性が高いんだろな?
という印象があると思うのですが、電気伝導性は2位です。
電気伝導性1位は銀になります。
1位・・・銀
2位・・・銅
3位・・・金
4位・・・アルミニウム
5位・・・亜鉛
です。
地球上で最も導電性の高い金属トップ5
1位 銀
2位 銅
3位 金
4位 アルミニウム
5位 亜鉛金属は金属でも、電気伝導性に対する抵抗率が金属によって違います。
銀と銅は電気だけでなく熱伝導性もよく、金は耐腐食性もあるが、高価。https://t.co/XfZ262dcMj
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) July 24, 2020

上記のように銅は第2位の電気伝導性を有しています。
この電気伝導性の良さを利用して銅は電線に利用されています。
銅(Cu)
電気伝導率が銀に次いで高く、加工性・経済性が良好、めっきしやすい、はんだとの相性が良い、マイグレーション耐性が高いといった特長から電線やコード、プリント基板、LSI等のありとあらゆる所の配線材料として用いられています。
— ヒサン@電子材料・デバイスbot (@Hisan_twi) July 8, 2022
ただ、電気伝導性第1位は銀ですよね。
電気伝導性の良さを利用するなら銀を電線に利用さればよいのではないか?
と思った方もいるかもしれませんね。
でも、銀って仕入れコストが銅より高いです。
電線に銅を利用して困らないようであれば
あえて高額なコストになる銀を利用する必要はないでしょう。
そんなことから電線に銅が利用されています。
それから熱伝導性も銅は2位です。
1位・・・銀
2位・・・銅
3位・・・金
4位・・・アルミニウム
です。
銅の性質まとめ
ここまで解説してきたように銅は銀より安価なので
電気伝導性の良さを利用して電線に利用されています。
また銅は抗菌性があるのでドアの取手に利用されたりします。
潔癖症の方だと安心材料ですね。
ちょっとでもばい菌がついてそうなものを触りたくないでしょうからね。
「銅」
導電性に優れて加工しやすい金属
抗菌性がある→ドアの取手にも使われる pic.twitter.com/sfjsidLB2A
— 平 均 (@225average) May 1, 2022
それから銅(Cu)は赤みを帯びたやわらかい金属です。
ただ、赤色なんですけど錆びは青いという特徴があります。
『青錆び(あおさび)』とか『ろくしょう』といいます。
湿った空気中で銅が錆びて青錆び(ろくしょう)ができます。
ストラトのブリッジの部品に銅を使ってるのだが、なんと青錆び発生! pic.twitter.com/fnzpWAyKJi
— クロカワ (@0610yoshitaka) November 3, 2019
CB750ヘッドライトのポジションランプ外したら、銅に青錆びが噴いとる
わかるかなぁ
pic.twitter.com/l5gJvLXwEd
— P審査員 (@KSRMAN1) May 19, 2020
銅って面白くて基本は赤みを帯びた色ですが
燃えたり溶けたり錆びたりすると青い色を出すという変わった金属です。
青錆びというのは銅のためだけにあるようなキーワードなので丸ごと覚えておきましょう。

青錆び(ろくしょう)はお城とか古い神社の瓦(屋根)って青みを帯びた色になってたりします。
それが青錆び(ろくしょう)です。
これは銅が錆びて青みを帯びた色になっているのです。
以上で銅の性質についての解説を終わります。