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化学

発熱反応が発生する身近な例

発熱反応 身近な例

化学反応が起こるときって必ず熱の出入りが発生します。

熱の出入りには

・発熱反応(熱が出ていく反応)
・吸熱反応(熱を吸収する反応)

の2つの反応があります。

発熱反応が起こると、外に熱が出ていくわけですから
周りの温度は上がります。

逆に吸熱反応が起こると、周りから熱を奪うわけですから
周りの温度は下がることになります。

獣医師免許証

私は獣医師として日々ペットの診療をしています。
病気のペットのために薬を調合することがありますが、
場合によっては吸熱反応や発熱反応が起こることもあります。

こういった化学的な知識や経験がないと
ペットの命を守ることができません。

別にペットの医療だけでなく
日常生活を送っていても
発熱反応とか吸熱反応が起こる身近な例があります。

今回の記事では発熱反応の身近な例をご紹介したいと思います。

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発熱反応を起こす身近な例

発熱反応を利用したものにどんなものがあるでしょう?
熱を放出する反応で、周りが熱くなるわけです。
そんな反応を利用したものにどんなものがあるでしょう?

まず私は獣医師なので最初に頭に浮かぶのが消化です。
犬も人間も食べたものを消化をします。

犬はドッグフードを食べて、人間はご飯を食べると
胃や腸で消化され、熱ができ、体が暖かくなります。
これは発熱反応の具体例と言えるでしょう。

カイロ

たとえばカイロがあります。
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カイロには中に鉄粉が入っています。
この鉄粉の酸化によって熱が放出されることを利用したものです。

ただ、こんな疑問を持った方もいるかもしれません。
「外に落ちている鉄だって酸化して錆びてるんじゃないの?
触っても冷たいけど・・・」と。

確かに外に落ちている鉄くずって触っても冷たいですよね。
これは、ある意味、自然に存在している鉄なので、
ゆっくりゆっくりと酸化が進んでいるからです。
発熱反応が起きていても、ゆっくり暖かくなるのですが、
周りの冷たい空気で冷やされるために、私たちが外に落ちている鉄を触っても
冷たく感じるのです。

これに対してカイロは発熱反応を利用して暖かくするように
人工的に作られた商品です。
ハイペースで発熱反応が起こるので、暖かく感じるのです。

ガスコンロ

発熱反応はカイロ以外にもたくさんあります
台所にあるガスコンロも発熱反応の身近な例になります。
都市ガスの主成分はメタンガスです。
このメタンガスが燃焼するときに発生する熱を利用して
いろんな料理が作れるわけです。

つまり、ガスコンロでメタンの燃焼を起こして
その熱を使って調理しているということです。

発電所

あと、火力発電も発熱反応を利用しています。
火力発電というのは石油や石炭というような化石燃料を燃焼させます。
そのときに熱が沢山出てきます。

その熱を利用して水を沸騰させます。
で、沸騰したら水蒸気ができるわけです。
この水蒸気によって発電機を回して発電します。
これが火力発電です。

もちろん石油や石炭を燃焼させた場合には二酸化炭素が出てくるので
この二酸化炭素の排出量が増えてきているということが大きな環境問題の一つになってきています。

以上で発熱反応の身近な例を挙げてみました。
次の記事では吸熱反応の身近な例をご紹介していきたいと思います。
吸熱反応の身近な例

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