大学受験や中間期末試験対策として
化学の炎色反応をどうにかして覚えたい方に向けて記事を書いています。
リアカーから始まる語呂合わせには
3パターンあります。
もしあなたが今覚えている『リアカー』から始まる語呂合わせが
しっくりこない場合には
別パターンの『リアカー』語呂合わせで納得できるかもしれません。
この記事では『リアカー』から始まる炎色反応の覚え方を
3つご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
炎色反応のメリット
たとえば$Na^{+} $のイオンを
沈殿で検出することができません。
$Na^{+} $は沈殿を起こさないってことです。
沈殿を起こさないから$Na^{+} $であるということを確認できません。
人間の目で$Na^{+} $を確認することができないのです。
目で$Na^{+} $を見ることができませんから。
たとえば「$Na^{+} $と$K^{+} $の違いを説明できますか?」
って言われても$Na^{+} $の水溶液も$K^{+} $の水溶液も
無色透明なのでまったく見分けがつきません。
ではどうすれば
$Na^{+} $と$K^{+} $を見分けることができるのでしょう?
$Na^{+} $の水溶液を白金の線につけてあげて
炎のなかにくべてあげます。
そうすると黄色になります。
こんな感じで沈殿しないイオンがいくつかあるとわかっているとします。
そんな場合に有効な判断方法が炎色反応です。
炎の中に入れたら黄色になったら$Na^{+} $です。
炎色反応の身近な例
花火は炎色反応の具体例です。
花火が上がって黄色が見えたらナトリウムで
紫が見えたらカリウムということです。
ただナトリウムが黄色でカリウムが紫って
突き詰めたら理屈があるのでしょう。
たとえば、ナトリウムのイオンが炎の中に入ると
ナトリウムはマイナスの電子をもらいます。
そして一瞬ナトリウムに戻ります。
結果、ナトリウムをエネルギーをもらって
不安定な状態に戻るのです。
不安定な状態が安定な状態になるときにエネルギーを出します。
それが黄色です。
金属イオンによって色が違うので
炎色反応を利用すればイオンを区別することができるわけですね。
ただ大学受験レベルだとこれ以上の理屈はありません。
意味のない暗記になります。
そこで登場するのが『リアカーなきK村』という
炎色反応の語呂合わせです。
以下、リアカーなこK村の語呂合わせを3パターンご紹介します。
『リアカー』から始まる炎色反応の覚え方3パターンご紹介
受験化学で必要な炎色反応は『リアカー』から始まる語呂合わせで
十分対応できます。
ただ、3パターンあってそれぞれ微妙に違います。
なので3パターン見てもらって
あなたに一番合いそうな語呂合わせで暗記していただければ幸いです。
炎色反応の覚え方パターン1
1つ目のパターンは
リアカー無きK村動力借りるとするもくれない馬力
です。
リアカー(リチウムで赤色)
無き(ナトリウムで黄色)
K村(カリウム(K)で紫色)
動力(銅で緑色)
借りると(カルシウムで橙色)
するもくれない(ストロンチウムで紅色)
馬力(バリウムで緑色)
となります。
炎色反応の覚え方パターン2
2つ目のパターンは
リアカーなきK村どうせ借りるとするもくれない馬力
です。
2つ目のパターンと1つ目のパターンの違いは
1つ目のパターンの『動力』が2つ目では『どうせ』に変わっただけです。
ただ『動力(銅で緑色)』と『どうせ(銅で青色)』では意味合いが違ってきますよね。
なので覚えやすいほうを採用していただければと思います。
ここで銅の炎色反応が黄緑色とか青色とか
書籍によって違う事が書かれてたりしますよね。
ただこの辺は問題ないです。
だいたいあってれば問題ないです。
心配しないでください。
炎色反応の覚え方パターン3
3つ目のパターンは
リアカーなきK村動力借りるとうするもくれない馬力で行こう
です。
リアカー(リチウムで赤色)
無き(ナトリウムで黄色)
K村(カリウム(K)で紫色)
動力(銅で緑色)
借りるとう(カルシウムで橙色)
するもくれない(ストロンチウムで紅色)
馬力(バリウムで緑色)
で行こう。
です。
3つ目のパターンは最後に意味はないですけど
全体の意味を成り立たせるために『行こう』を入れてたり
工夫されているパターンです。
また『借りるとう』とカルシウムで橙(とう)色のところが
覚えやすくなっているのもポイントが高いです。
以上、どれか覚えやすいリアカーパターンで炎色反応を
暗記していただければうれしいです。