化学

イオン化傾向の覚え方(ジャニーズや下ネタを活用)

イオン化傾向 覚え方 ジャニーズ 中学 下ネタ

この記事では

イオン化傾向の覚え方として

・中学生がよく覚える語呂合わせ
・ジャニーズネタで語呂合わせ
・下ネタで語呂合わせ

をご紹介します。

特にジャニーズネタは私が完全オリジナルで作成していますし
下ネタパターンもある程度自分で作成しています。
ぜひ最後までご覧いただき、
あなたが覚えやすい語呂合わせでイオン化傾向をクリアーしていきましょう。

イオン化傾向は語呂合わせを使ってでも
順番は覚えておいた方がよいです。

イオン化傾向とはイオン化しやすいものを順番を並べたもののことです。
無機化学分野だと暗記はマストだと思います。

大学受験や高校受験を控えている人や
もう受験から遠ざかっていても
お子さんにイオン化傾向の順番を教えるときなんかに語呂合わせは有益です。

イオン化傾向というのはあまりに有名な話で
私が獣医大学を受験した約30年前でもみんな覚えてました。

スポンサードリンク




イオン化傾向の覚え方(中学生編)

まず有名なのが以下の語呂合わせです。

中学生がよく覚えるイオン化傾向の語呂合わせ

K>Ca>Na>Mg>Al>Zn(亜鉛)>Fe(鉄)>Ni>Sn(スズ)>Pb(鉛)>(H2)>Cu>Hg>Ag>Pt>Au
貸そうかなまああてにすんなひどすぎる借金

K(貸そう)>Ca(か)>Na(な)
>Mg(ま>Al(あ)>Zn(あ)>Fe(鉄)>Ni(に)>Sn(すん)>Pb(な)
>(H2)(ひ)>Cu(ど)>Hg(す)>Ag(ぎる)>Pt(借))>Au(金)

です。

何となくは意味が分かると思うので
上記語呂合わせでもOKです。

そうするといろんなところで役立ちますよ。
たとえば一円玉と十円玉に食塩水で濡らした紙をはさんであげたら
電池ができます。

これはイオン化傾向のお話を知っていると見えてきます。
ということがありますからイオン化傾向の順番は知っておきましょう。

でももっとインパクトのある語呂合わせで
イオン化傾向を覚えたい方、ジャニーズネタで覚えたい方は
以下ご覧ください。

スポンサードリンク




イオン化傾向の覚え方(ジャニーズ編)

イオン化傾向というのは難しい言い方でいうと
金属の単体が水中で水和陽イオンになるときのなりやすさのことをいいます。

もっと簡単にいうと還元剤の強さ順です。

還元剤の強さ順に並んだものをイオン化傾向といいます。
なので先ほど解説した

中学生がよく覚えるイオン化傾向の語呂合わせ

K>Ca>Na>Mg>Al>Zn(亜鉛)>Fe(鉄)>Ni>Sn(スズ)>Pb(鉛)>(H2)>Cu>Hg>Ag>Pt>Au
貸そうかなまああてにすんなひどすぎる借金

K(貸そう)>Ca(か)>Na(な)
>Mg(ま>Al(あ)>Zn(あ)>Fe(鉄)>Ni(に)>Sn(すん)>Pb(な)
>(H2)(ひ)>Cu(ど)>Hg(す)>Ag(ぎる)>Pt(借))>Au(金)

という形でずっと暗記したほうが有益です。
この順番は還元剤の強さで左にあるものほど
還元剤として強いです。

イオン化傾向が小さくなるほど
還元剤として弱くなっていきます。

このことを理解したうえで
ジャニーズネタでイオン化傾向を覚える方法を伝授します。
これは完全に私の自作です。

イオン化傾向の語呂合わせ(ジャニーズ編)

K>Ca>Na>Mg>Al>Zn(亜鉛)>Fe(鉄)>Ni>Sn(スズ)>Pb(鉛)>(H2)>Cu>Hg>Ag>Pt>Au
関ジャニ(K)と掛け持ち(Ca)なんて(Na)ま(Mg)あ(Al)ありえん(Zn)
帝劇(Fe)に(Ni)鈴(Sn)鳴らす(Pb)
ヒ(H2)ド(Cu)すぎる(Ag)白金(Pt)に住む金(Au)髪野郎

語呂合わせだけでいくと
『関ジャニと掛け持ちなんてまあありえん
帝劇に鈴鳴らすヒドすぎる白金に住む金髪野郎』

となります。

帝劇は帝国劇場のことです。

次に下ネタ系によるイオン化傾向の覚え方をご紹介しますね。

スポンサードリンク




イオン化傾向の覚え方(下ネタ編)

イオン化傾向の語呂合わせ(下ネタ編)

Li>K>Ca>Na>Mg>Al>Zn(亜鉛)>Fe(鉄)>Ni>Sn(スズ)>Pb(鉛)>(H2)>Cu>Hg>Ag>Pt>Au
『凛と快感生ギャルがあえぐ鉄男にスズつけて
生Hで急に激しく喘ぐ白人金髪女性』です。

『凛(Li)と快(K)感(Ca)な(Na)まギャ(Mg)ル(Al)があえ(Zn)ぐ
鉄(Fe)男に(Ni)スズ’Sn)つけて
生(Pb)H(H2)で急(Cu)に激(Hg)しく喘ぐ(Ag)白人(Pt)金(Au)髪女性』
Cuはキュート(Cute)をイメージしてください。

スポンサードリンク




イオン化傾向の順番を覚えるメリット

ここまで解説した覚え方を利用して
イオン化傾向を覚えたとしましょう。

するとどんなことに役立つのでしょう?

イオン化傾向の違いを利用して以下のような実験をしたとしましょう。

ビーカーの中に銀イオンの入っている水溶液を用意します。
ここに10円玉(銅板)を入れたとしたらどうなるでしょう?
こういう問題が受験化学では出題されたりします。

銀イオン

銀イオン($Ag^{+} $)がウロウロしている水溶液に
銅板(Cu)を入れるとどうなるでしょう?

ここでさっき覚えたイオン化傾向の登場です。

イオン化傾向の語呂合わせ(ジャニーズ編)

K>Ca>Na>Mg>Al>Zn(亜鉛)>Fe(鉄)>Ni>Sn(スズ)>Pb(鉛)>(H2)>Cu>Hg>Ag>Pt>Au
関ジャニ(K)と掛け持ち(Ca)なんて(Na)ま(Mg)あ(Al)ありえん(Zn)
帝劇(Fe)に(Ni)鈴(Sn)鳴らす(Pb)
ヒ(H2)ド(Cu)すぎる(Ag)白金(Pt)に住む金(Au)髪野郎

語呂合わせだけでいくと
『関ジャニと掛け持ちなんてまあありえん
帝劇に鈴鳴らすヒドすぎる白金に住む金髪野郎』

すると$Ag^{+} $とCuではCu(銅)の方が
イオン化傾向が大きいというのが見えてきますね。

Cu>$Ag^{+} $

ということです。

ということはイオン化傾向の大きなCuを使って
自分よりもイオン化傾向の小さな$Ag^{+} $を追い出すことができます

Cu(イオン化傾向大きい)+$Ag^{+} $⇒$Cu^{2+} $+Ag(イオン化傾向小さい)

となります。

イオン化傾向の大きなCuを使って自分よりもイオン化傾向の小さなAgを
追い出すことができるのです。

こんな感じで強いもの(ここでは銅)が
弱いもの(ここでは銀)を追い出すわけです。

化学の反応というのは切ないところがあります。
弱いものが強いものを追い出すことってあまりありません。
でも強いものが弱いものを追い出すことはよくあります。

今回のイオン化傾向もそうです。
還元剤として強いイオン化傾向の大きな銅を使って
イオン化傾向の小さな銀を追い出すことができるのです。

化学の勉強中に銅の話が出ると
$Cu^{2+} $の状態になっていることがよくあります。

Cu(イオン化傾向大きい)+$Ag^{+} $⇒$Cu^{2+} $+Ag(イオン化傾向小さい)

それって上記の式だと
左辺のCuが電子(e^{ー} $)を2個、
$Ag^{+} $に与えているわけです。

Cuが電子(e^{ー} $)を2個あげるってことは
$Ag^{+} $は電子(e^{ー} $)を2個もらうってことです。

ということは$Ag^{+} $は電子2個もらってAgになるので
正確には以下のような式になります。

Cu+2$Ag^{+} $⇒$Cu^{2+} $+2Ag

こんな感じでイオン化傾向の大きな銅を使って
自分よりもイオン化傾向の小さな銀を追い出すことができるわけです。

ちょっと嫌な感じがしますが
化学の反応ってこういうことはよくあります。

では追い出された銀ってどうなるのでしょう?
金属の銅板に木の根っこのようにくっつきます。

銀樹
これのことを銀の根っこということで銀樹(ぎんじゅ)といいます。

ではCuよりもイオン化傾向の大きなZn(亜鉛)を入れると
今度は亜鉛が銅を追い出します。
イオン化傾向は亜鉛の方が銅よりも大きいですからね。

Zn>Cu
Zn+$Cu^{2+} $⇒$Zn^{2+} $+Cu

こんな感じでイオン化傾向の大きなZnを使って
イオン化傾向の小さなCuを追い出します。

するとCuが今度はZnのところに根っこのように生えるので
銅樹(どうじゅ)ができます。

以上でイオン化傾向の覚え方についての解説を終わります。

スポンサードリンク