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化学

氷酢酸と無水酢酸の違いについて獣医師がわかりやすく解説

氷酢酸 無水酢酸 違い

私は獣医師として日々、
ペットの診察をしています。
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氷酢酸や無水酢酸などの知識は結局、
ペットにも使うことがあるサリチル酸などのお薬の知識につながるので重要です。

そこで今回の記事では
無水酢酸と氷酢酸の違いについて解説します。

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無水酢酸と氷酢酸の違いとは?

酢酸

無水酢酸を氷酢酸と勘違いする人がいます。
以前の記事で氷酢酸について解説しています。

氷酢酸は純粋な酢酸のことです。

無水酢酸

これに対して無水酢酸というのは
上記画像のように酢酸と酢酸の間から水が取れた形をいいます。

無水酢酸をまとめて表記すると
CH3CO2Oとなります。

まとめますと

無水酢酸と氷酢酸の違い

・氷酢酸は純粋な酢酸
・無水酢酸は酢酸と酢酸の間から水が取れたものでCH3CO2O

ということです。

サリチル酸

そしてサリチル酸に氷酢酸でなく
無水酢酸を反応させると
アセチルサリチル酸になります。

アセチルサリチル酸

アセチルサリチル酸は商品名をアスピリンといいます。
風邪薬の成分になっていますね。
獣医領域でも重要なお薬の1つです。

サリチル酸メチル

ちなみにサリチル酸に無水酢酸ではなく
メタノールを反応させると
サリチル酸メチルになります。
商品名はサロメチールです。

サリチル酸メチルを作るとシップの匂いがしてきます。
湿布の消炎剤としていまだに利用されています。

以上で解説を終わります。

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