オキシドールとオキシクリーンって名前、すごく似ていますね。
ですが、まったく違います。
オキシクリーンは酸素系の漂白剤で
換気扇やシンクの掃除であったり
衣類や靴の洗濯にも使える酸素系漂白剤です。
これに対してオキシドールは傷口の消毒に使ったりしますが
酸素系漂白剤は使えません。
こんな感じでオキシドールと酸素系漂白剤は違います。
他にも違いがあるので解説します。
酸素系漂白剤とオキシドールの関係
酸素系漂白剤の主成分は過炭酸ナトリウムです。
過炭酸ナトリウムはお湯に溶かすと炭酸ナトリウムと過酸化水素になります。
過酸化水素が水溶液になるとオキシドールになります。
なので、ある意味、酸素系漂白剤はお父さんやお母さんでオキシドールは子供みたいな関係になります。
要するに、オキシドールと酸素系漂白剤はかなり近い存在なわけです。
ただ、先ほども解説しましたが酸素系漂白剤は傷の消毒に使えません。
でも、オキシドールは傷の消毒に使える点が明らかに違います。
⇒-【健栄製薬】 日本薬局方 オキシドール 100mL 【第3類医薬品】
酸素系漂白剤とオキシドールは何が違うの?
繰り返しになりますが酸素系漂白剤は傷の消毒に使えませんが
オキシドールは使えます。
そういった違いがある反面、オキシドールも酸素系漂白剤も
どちらも漂白作用がある点は共通しています。
とはいうものの、オキシドールの漂白作用は酸素系漂白剤よりも弱いです。
それから、酸素系漂白剤はお湯や水に溶かすと弱アルカリ性になります。
これに対してオキシドールは弱酸性です。
この点が違います。
たとえばウール系の衣類はタンパク質でできています。
弱アルカリ性の酸素系漂白剤を使うと、ウールが縮んだり傷んだりする原因になります。
でも、オキシドールは弱酸性なので、ウール系の衣類に対しても
使うことが可能です。
ただ、自己責任でお願いします。
また、ウールの洗濯なら、オキシドールよりも
ウール可能と書いてある洗剤を使うことをおすすめします。
最後にまとめますと、酸素系漂白剤はお湯に溶かすと
オキシドールの成分に変化していくので、かなりお互い近い成分であることは間違いありません。
ですが。オキシドールは弱酸性なのに対して酸素系漂白剤は弱アルカリ性なので
使用できる素材に違いがあります。
続いて酸素系漂白剤を使って洗濯物の臭いをとる方法について解説します。
こちらも参考に!
⇒酸素系漂白剤で洗濯物の臭いをとる方法