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化学

アルカリとは何か?種類とともわかりやく解説

アルカリとは何か

前回の記事では酸とは何か?解説し、
そのあと、酸の種類を一覧形式でご紹介させていただきました。
酸とは何?わかりやすく解説
高校化学で暗記必須の酸の種類一覧

今回の記事ではアルカリとは何か?解説しながら、
アルカリにはどんなものがあるのか?
わかりやすく解説していきたいと思います。

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アルカリとは何か?簡単に解説

アルカリ

まずアルカリとはどういうものでしょう?
アルカリとは『酸の性質を打ち消すもの』です。

酸の性質を打ち消すものに対してみられる共通性を
前回解説したアレニウスさんが発見しました。
酸とは何?わかりやすく解説

それがアルカリとは『水溶液中でOH(水酸化物イオン)を放出するもの』です。
これも前回解説した酸の定義を発見したアレニウスさんが定義しました。

ちなみに酸は『水溶液中でH(水素イオン)を放出するもの』でしたね。

つまり、

酸とアルカリの定義

・酸は水溶液中でH(水素イオン)を放出するもの
・アルカリは水溶液中でOH(水酸化物イオン)を放出するもの

です。

アルカリは水酸化物イオンを出すことで酸の働きを打ち消すことができます。
H(水素イオン)とOH(水酸化物イオン)が結びつくと水ができます。

HOHH2O

こんな感じで水を作ることで
性質を打ち消すことができるわけですね。

もしあなたが高校生で大学受験を目指している場合には
OHを放出するアルカリは
5種類覚えておきましょう。

しかも、

5種類のアルカリについては

・化学式
・価数
・強弱

は絶対に暗記しておきましょう。

以下覚えるべきアルカリをご紹介していきます。

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アルカリの種類一覧

アルカリ水溶液

まず1つ目。
水酸化カリウムです。
KOHKOH

パイプ洗浄剤

次に水酸化ナトリウムです。
NaOHNaOH
となります。

パイプ洗浄剤

水酸化ナトリウムは以前解説したパイプ洗浄剤に含まれています。
パイプ洗浄剤をトイレ掃除に使っても大丈夫なの?

次に水酸化バリウム。
Ba(OH2Ba2OH

それから水酸化カルシウム。
Ca(OH2Ca2OH

5つ目はアンモニア(NH3)です。
アンモニアというのは化学式の中にOHというものはありません。
アンモニアは水と反応してOHを放出することができるようになります。

NH3+H2ONH4OH

こんな感じでアンモニアは水と反応してOHを作ります。

ということで、アルカリの種類をまとめますと、

覚えるべきアルカリ5種類は

(1)(水酸化カリウム)KOHKOH
(2)(水酸化ナトリウム)NaOHNaOH
(3)(水酸化バリウム)Ba(OH2Ba2OH
(4)(水酸化カルシウム)Ca(OH2Ca2OH
(5)(アンモニア)NH3+H2ONH4OH

です。

そしてさらに化学式、価数、強弱を覚えましょう。

覚えるべき化学式は

(1)(水酸化カリウム)KOH
(2)(水酸化ナトリウム)NaOH
(3)(水酸化バリウム)Ba(OH2
(4)(水酸化カルシウム)Ca(OH2
(5)(アンモニア)NH3+H2O

です。

名前を見て化学式はちゃんと書けるようにしておきましょう。

次に価数を覚えましょう。
価数(かすう)はOHの係数
OHの前についている数字で何もついてないなら1)です。

覚えるべき価数は

(1)KOHは1価の塩基(アルカリとも)。
(2)NaOHは1価の塩基
(3)Ba(OH2は2価の塩基
(4)Ca(OH2は2価の塩基
(5)NH3+H2Oは1価の塩基

となります。

そして強弱。

覚えるべき強弱は

(1)KOHは強アルカリ
(2)NaOHは強アルカリ
(3)Ba(OH2は強アルカリ
(4)Ca(OH2は強アルカリ
(5)NH3+H2Oは弱アルカリ

です。

今回解説した水酸化カリウムからアンモニアまですべてアルカリといいました。
でも、高校に入るとアルカリを塩基と習います。
では、アルカリと塩基ってどう違うのでしょう?

詳しくは次の記事で解説します。
アルカリと塩基の違いをわかりやすく解説

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