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酸素系漂白剤

洗濯したタオルが臭い原因と対処法

洗濯 乾燥 臭い

「タオルを洗濯して乾かしたはずなのに、きつい臭いがするのはなぜ?」
と悩んでいる方に向けて記事を書いています。

この記事では

・タオルを洗濯したのに臭くなる原因
・タオルを洗濯しても臭くならないようにする対策

について解説します。

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洗濯したタオルが臭い原因(1)ばい菌(モラクセラ菌)

ばい菌

洗濯したのにタオルが臭くなる原因はばい菌です。

私は獣医師として日々ペットの診療をしています。
当ブログ管理人のプロフィール

飼い主さんに「ばい菌の感染が原因ですね」といったら
必ず「何の菌ですか?」って聞かれます。
なので、タオルが臭くなる原因菌について軽く触れますね。

タオルが臭くなる原因菌は『モラクセラ菌』です。

タオルが臭くなる原因、モラクセラ菌とは?

モラクセラ菌はグラム陰性球菌です。
大学時代に獣医微生物学で習った時、
たいていの最近は球菌はグラム陽性菌が多かった印象があります。
ちなみにグラム陽性菌はグラム染色という特殊な染色をすると青っぽい色に染まり
グラム陰性菌は赤っぽく染まります。

ブドウ球菌
ちなみに菌を形で分けるとき

・球菌・・・丸い菌
・桿菌・・・長細いなど、丸くない菌

とざっくり分けることが多いです。

ブドウ球菌

たとえばグラム陽性球菌の代表選手は黄色ブドウ球菌です。

人間では食中毒の原因になる菌ですね。
犬や猫でも皮膚病の原因菌でもあります。

逆にグラム陰性菌で有名なのはグラム陰性桿菌で
代表選手は大腸菌やサルモネラ菌、カンピロバクター菌です。

話を元に戻して、グラム陰性菌なのに球菌ってちょっと珍しいなって感じた次第です。
モラクセラ菌の中でもタオルを臭くする原因菌はモラクセラ・カタラーリスです。

モラクセラが苗字でカタラーリスが名前みたいなもの。
なのでモラクセラの中にいろんな名前の菌がいるってことです。

で、モラクセラ・カタラーリスは常在菌といって
あなたの体に普通に存在(常在)しています。
別に驚かないでください。

私たちの体には無数の菌がついていて
私たちの体を守ってくれていたりするのです。

ただ、常在菌も体調が悪くなり抵抗力が下がると
人間の場合、肺炎の原因になることもあります。

あとは今回の記事のテーマでもある、
洗濯物を臭くする原因菌でもあります。

先ほども申しましたようにモラクセラ・カタラーリスは常在菌で
私たちの口や粘膜などに普通に存在しているので
撲滅することは不可能です。

なのであなたが着たシャツや顔を洗った後に拭いたタオルには
モラクセラ菌がたくさんついている可能性があります。
モラクセラ菌等の菌は適度な湿気(水分)と油分などの栄養があると
爆発的に増殖します。

だからキレイに洗濯したつもりでも
生乾きだったりするとモラクセラ菌が爆発的に増殖して
特有の臭いにおいがタオルやシャツから発生することになるわけですね。

特に湿度が高く温度も高い梅雨の時期はモラクセラ菌が繁殖しやすいです。
6月から7月は特に洗濯後の乾燥を心がけましょう。

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洗濯したタオルが臭い原因(2)利用方法

タオルで顔を拭く女性

タオルってゴシゴシ顔を洗う時なんかに使いますよね。
そしたら常在菌であるモラクセラ菌があなたの顔からタオルに
いっぱい移動するわけですよ。

タオル臭い

また、ゴシゴシタオルで顔や体を拭くときに
モラクセラ菌だけでなく、あなたの皮脂も移動します。
モラクセラ菌はあなたの皮脂が大好きです。

なので、タオルというのは顔や体を拭くという利用の仕方をするので
モラクセラ菌が繁殖しやすいわけです

洗濯しても臭くなりがちなのです。

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洗濯したタオルが臭い原因(3)洗剤そのものが臭い

「うちはタオルを一生懸命洗剤を使って洗ってるから
モラクセラ菌なんて存在するわけがない!」って思っている方もいるでしょう。
確かに一生懸命洗剤を使って洗濯すれば、
モラクセラ菌を激減させることができます。

モラクセラ菌が繁殖しなければタオルが臭くなる可能性は減ります。
でも、今度は洗剤の香りそのものが臭いってケースも出てきます。

モラクセラ菌を撲滅させようとするあまり、
今度は過剰に洗剤を使いすぎ、かえって臭くなることもあります。

そんな場合には、洗剤を別の物に替えるという方法が
タオルの臭い対策になります。

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洗濯した後タオル臭くならない対策(1)加熱

菌って適度な暑さがないと繁殖しません。
たとえば大腸菌って私たちの腸の中で繁殖しますが、
腸の温度が一番繁殖しやすい温度なのです。

また、夏ってサルモネラ菌などの食中毒が流行りますね。
逆に冬は細菌性の食中毒は流行りません。
冬はノロウイルスというウイルス性の食中毒が流行ります。

こんな感じで菌は適度な暑さが繁殖に必要なのです。
ただ、菌も生きています。
生きているものは高熱に耐えれません。

お湯

モラクセラ菌の場合、60℃以上の高温だと20分くらいで死滅するといわれています
なので、洗面器などに60℃くらいのお湯を入れ
そこにタオルなど、臭いが気になる洗濯物を入れて20分くらい放置しましょう。

そうするだけでも、モラクセラ菌が死滅し
洗濯後、タオルなどが臭くなる可能性が激減します。

注意点としては洗面器内のお湯を60℃でキープしないと
モラクセラ菌が死滅しません。
なので、お湯にタオルをつけてから20分の間に
2~3回はお湯を入れ替えることをおすすめします。

そして20分たったら
すぐに洗濯し、乾燥させてください。

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洗濯した後タオル臭くならない対策(2)コインランドリーを利用する

コインランドリー

コインランドリーの乾燥機を利用する方法もあります。
ちなみに家庭用の乾燥機の温度は60℃くらいですが
コインランドリーの乾燥機の温度は80℃くらいあります。
なので、モラクセラ菌が死滅してくれます。

また、先ほど解説したお湯みたいに20分間監視して、
何回かお湯を入れ替えるという手間も不要です。
機械が勝手にやってくれることですからね。

たとえば、子供の遠足などにタオルを持っていくけど
周りから「このタオル臭い」といわれたくないみたいなケースだったら
コインランドリーの乾燥機を利用するという方法はおすすめです。

洗濯した後タオル臭くならない対策(3)

洗濯槽 黒カビ 取りきれない

オキシクリーンなどの酸素系漂白剤でタオルをつけ置き洗いするという方法もあります。
塩素系の漂白剤だと色落ちしたり繊維が傷むことがあるので、酸祖型漂白剤の方がおすすめです。

オキシクリーン つめかえ用(2000g*2袋セット)【オキシクリーン(OXI CLEAN)】

オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を40~50℃のお湯に入れ
そこにタオルも入れ20分くらいつけておきましょう。

20分くらいつけたあと、すすいでから干してください。

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