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化学

単位変換のやり方を簡単にわかりやすく解説

単位変換 やり方

この記事は「単位変換のやり方を知りたい」
「単位変換のコツがあったら教えて欲しい」
という方に向けて書いています。

この記事を最後まで読んでいただければ
単位変換のやり方がわかるようになって
計算ミスをする確率が減ってくると思います。

ぜひ最後までご覧ください。

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単位変換のやり方

SI接頭語

単位変換のやり方を理解する大前提として
知っておいて欲しいのがSI接頭語です。

たとえば
以下のような計算があったとしましょう。

10×10=100=$10^{2} $
10×10×10×10=10000=$10^{4} $

$10^{4} $とか面倒くさい数字が出ましたね。

豚肉
たとえば1000グラム(g)の豚肉があったとしましょう。
0がいっぱいあって数字がみづらいですね。

ということで

1000g=10×10×10=$10^{3} $g

と$10^{3} $gと変換できましたが、
これもちょっとわかりにくいですよね。

そこで$10^{3} $gを㎏に変換します。

1000g=10×10×10=$10^{3} $g=1㎏(キログラム)

となります。

$10^{3} $の部分がk(キロ)だから
1kg(キログラム)と変換することができました。

このあたり、あまり意味をよく考えずに
条件反射的に1000g=1㎏
と計算してきた人も多いでしょう。

でも、$10^{3} $の部分をk(キロ)にするというのが
決まっているんです。

このk(キロ)をSI接頭語といいます。

SI接頭語の一例

・$10^{12} $・・・テラ(T(大文字))
・$10^{6} $・・・メガ(M(大文字))
・$10^{2} $・・・ヘクト(h)
・$10^{-2} $・・・センチ(c)
・$10^{-3} $・・・ミリ(m(小文字))

などがあります。

メガマック

メガマックみたいなおいしいハンバーガーがありますが、
あのメガ(M)は$10^{6} $のSI接頭語だったんですね。

「メガマック($10^{6} $マック)って
どんなだけデカいハンバーガーなんだよ!」
って突っ込みを入れたくなりますね。

たださすがに$10^{6} $はあり得ない大きさでしょう。
だからメガマックというのはそれくらい大きなハンバーガーですよって
意味でしょうね。

実際のメガマックが普通のハンバーガーの10の6乗倍
あったら恐ろしいことになりますからね。

あとT(テラ)はハードディスクなどで聞いたことがあるかもしれませんね。

それから$10^{2} $のヘクト(h)は
ヘクトパスカルという言葉を
天気予報で聞いたことがあるでしょう。

ではここまで理解したら単位変換の勉強をしていきましょう。

単位変換のやり方をわかりやすく説明します

単位を変換するということが
理系の大学を目指すならかなり重要なことになります。
実生活でも簡単に単位を変換出来れば
役立つこともあります。

なので普段から単位に注目して
日常生活を送っていくとよいでしょう。
単位変換のことがわかってくると視点も変わってくると思いますよ。
いろんなものを見ているといろんな単位であふれていますからね。

では本題に入っていきましょう。
たとえば1㎏が1000gであることは
この記事でやりましたね。

1㎏=1000g=10×10×10g=$10^{3} $g

こんな感じで1㎏=1000gのように
同じ量を2通りで表現できるわけですね。

上記のように同じ量を2通りの単位で表現できているという場合に
以下のような式で表すことができます。

$10^{3} $g/1kg

あるいは

1㎏/$10^{3} $g

と書くことができます。

どちらの式も同じ数字なので計算結果は1になります。
1になるということは他に何をかけ算しても数字が変化しません。
なのでどんな式にでも利用できます。

たとえば8という数字に1㎏/$10^{3} $gをかけ算しても
8×1㎏/$10^{3} $g=8×1=8
となります。

でも8に㎏という単位がつくと話は別です。

どちらか必要な方を取捨選択して
単位ごと計算するとミスが起こりにくいです。

もう少し具体的に解説していきますね。

問題

8㎏をg(グラム)に変換してみてください。

8㎏って何グラムですか?
もちろん「8000g(グラム)です」
と簡単に単位変換出来ればOKです。

でも、もしなんとなく何の理屈もなく「8000g」
と解答してきた人は、以下の解説をじっくり読んでみてくださいね。
おそらく学びがあると思いますので。

先ほど解説したように
㎏をgに変換するなら

$10^{3} $g/1kg
あるいは
1㎏/$10^{3} $g

のどちらの式を利用すればよいのでしょう?

たとえば㎏をgで割ったらどうなるでしょう?
1㎏/$10^{3} $g
の式を使うってことです。

この場合、

8×1/$10^{3} $

という式になりますが、
ここでは単位変換の話なので単位に注目してみてください。

単位『だけ』に着目すると

㎏×㎏/g

この場合、単位だけ計算すると
$㎏^{2} $/g
というおかしな単位になってしまいます。
これは変ですね。

では$10^{3} $g/1kgの方を使うとどうでしょう?

㎏×g/kg

なので単位「だけ」に着目すると
㎏と㎏が分子と分母にあるため消えます。
計算結果はg(グラム)『だけ』になりますね。

なのでこの式を使えば8㎏が何グラムか計算できます。

よって
8㎏×$10^{3} $g/1kg=8×$10^{3} $g(グラム)
=8000g(グラム)と単位変換できましたね。

こんな感じで単位をしっかりと書き込んで
単位ごと計算すると間違えずに単位変換できますよ

だから日常生活でいったら
1ドル=150円だとテレビでやっていたとしましょう。
アメリカに行ってチョコレートを2ドルで買ったとしましょう。
1ドル=150円だから

2ドル×150円/1ドル
=300円
となりますね。

なぜなら分母と分子にドルがあるので
消えて円だけ残りますからね。
こうやって日常生活でも単位変換のやり方がわかっていると
すごく役に立ちますよ。

では750円をドルに変換したらどうなるでしょう?
750円×1ドル/150円
=5ドル
とわかりますね。

こうやって単位をしっかりと書き込んで計算すれば
ミスしないわけです。
確実に計算できます。

大学受験でうっかり計算ミスすることもありません。
ということで単位をしっかりと書き込んで単位変換すれば

確実に計算できます。

あと1問だけ問題出しましょうか?
4㎞は何㎝ですか?

4㎞×1000m/1km=4000m
1mは100㎝ですから

4000m×100㎝/1m=400000cm
となりますね。
こうやって落ち着いて1つ1つ単位変換していけば
計算ミスを防ぐことができます。

以上で単位変換のやり方についての解説を終わります。

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