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化学

エステル結合とは?簡単にわかりやすく解説

エステル結合とは 簡単に

前回の記事ではカルボン酸について解説しました。

今回の記事ではカルボン酸の知識を前提にして
エステル結合とは何か、簡単にわかりやすく解説していきます。

なのでまだカルボン酸の知識があやふやな方は
先にこちらの記事を読んでから戻ってきていただけるとうれしいです。

それではエステル結合について解説していきますね。

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エステル結合とは何か簡単な解説をします

エステルは

・芳香がする
・果実臭がする

と化学のテキストに書かれていたりします。

ちなみに芳香(ほうこう)とはよい香りのことです。

なので果物の香りがするとか
よい香りがするものがエステルであることが多いということになりますね。

安息香酸

芳香『族』というと安息香酸みたいにベンゼン環を持っているのですが、
よい香りがするといわれたらエステルになります。

エステル結合

エステルというのは前回解説したカルボン酸と
アルコールの間において。

カルボン酸からOH、アルコールからHが取れた形をとっています。
これがエステルです。

特に上記式はカルボン酸エステルといいます。

あと以前、酸と塩基について解説したことがありますが
このとき硝酸について解説しました。

硝酸
硝酸というのは上のような構造をしています。
硝酸は$HNO_3 $ですね。

硝酸エステル

この硝酸からOHが取れて
アルコールからHが取れると
これもまたエステルで、硝酸エステルといいます。

エステル結合

ということで通常エステルというと
カルボン酸からOH、アルコールからHがとれた
カルボン酸エステルを指すことが多いです。

ですが、もう少し広い意味でいうと
硝酸やカルボン酸といった酸からOHがとれて
アルコールからHがとれた形のものをエステルといいます。

エステル結合の具体例として
酸だと硫酸、アルコールだとエタノールの組み合わせがありますね。
硫酸からOH、エタノールからHがとれて硫酸エステルができます。

硝酸からOH、グリセリン(アルコール)からHがとれて
ニトログリセリンというエステルができます。
ニトログリセリンは心臓病の薬や爆薬に使われています。

エステル結合で共通しているのは
酸からOHが取れているというところです。

今回の記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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