今回の記事ではポリペプチドとは何か?簡単にわかりやすく解説していきます。
ポリペプチドとは?簡単に説明すると・・・
アミノ酸とアミノ酸の間から水を取るとどうなるでしょう?
まずアミノ酸といってもα(アルファ)アミノ酸です。
世間でいうところのアミノ酸ってたいていαアミノ酸のことです。
話を元に戻して
アミノ酸とアミノ酸の間から水($H_2O $)を取るというのは
カルボン酸(COOHのところ)からOH、アミノ基($NH_2 $からHを取るということです。
結果、上記画像のようにアミノ酸とアミノ酸が
CONHの結合でくっつくことになります。
このCONHの結合の部分をペプチド結合といいます。
以前の記事でアミド結合とペプチド結合とでは何が違うのでしょう?
⇒アミド結合とペプチド結合の違いについてわかりやすく解説
結論、アミド結合とペプチド結合は同じです。
アミノ酸同士の間から水($H_2O $)が取れてできた
CONH結合のことをペプチド結合と言っているだけです。
ところでアミノ酸2つの間から
水($H_2O $)が1つ取れてできたものをジペプチドといいます。
ジペプチドのジに気をつけてください。
ジは『di』で2個を表します。
そしてこの2個はアミノ酸の数を表しています。
ペプチド結合は1個しかありません。
ということはアミノ酸3つがペプチド結合でつながったもの。
これはペプチド結合が2つでアミノ酸が3つになります。
これをトリペプチドといいます。
トリは『tri』で3つを意味します。
このトリはアミノ酸の数を表しています。
つまり、ジとかトリというのはアミノ酸の数を表しているということです。
ご注意ください。
植木算の考え方と同じですね。
植木算というのは、たとえば木が3本等間隔にあって1つの間隔が30m離れています。
木の端から端まで何m?みたいな問題のことです。
あるいはニンジンを5等分するのに
包丁を何回入れますか?みたいな問題です。
答えは4か所になりますね。
植木算(50mの道路に10m間隔で端から端まで木を植えるには何本必要?みたいなの)が何度やっても理解できない娘に解説していてハッとした。
— アップル橘 (@AppleTachibana) March 2, 2023
さらにアミノ酸をたくさんつなげていきます。
たくさんになるとポリといいます。
なのでたくさんアミノ酸がつながったものをポリペプチドといいます。
このポリペプチドがタンパク質になります。
ポリペプチドをさらに簡単に説明させていただきますね。
アミノ酸をクリップだと思ってみてください。
たくさんクリップをつなげてください。
いっぱいクリップがつながったものがポリペプチドです。
クリップ=アミノ酸だと考えてください。
また、クリップのつなぎ目のところがペプチド結合になっているってことです。
以上で解説を終わります