今回の記事では熱化学方程式における燃焼熱とは何かとか
燃焼熱の求め方などについてわかりやすく解説していきたいと思います。
燃焼熱の求め方(熱化学方程式の問題を使って)

以下の問題を解きながら燃焼熱の理解を深めていきましょう。
次のものは生成熱(KJ/mol)とします。
二酸化炭素(
水(
メタン(
以上を前提に
メタン(
生成熱、燃焼熱についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
・生成熱の定義をわかりやすく解説
・燃焼熱と生成熱の違いを熱化学方程式を使いながらわかりやすく解説
熱化学方程式全般の考え方についてはこちらをご覧ください。
・熱化学方程式を裏技で圧倒的に簡単に解く方法をコッソリ紹介!
・熱化学方程式を加減法で解く方法(解き方)
では問題を解きながら燃焼熱の理解を深めていきましょう。
まず問題文から
「どうして完全燃焼?」って思った方もいるかもしれませんね。
燃焼熱とは物質が『完全燃焼』したときの熱のことです。
だから
これって「三角形の面積を求めよ」って言われたら
「三角形の面積=底辺×高さ÷2」という公式から
底辺や高さがどこに該当するのか探すのと似ていませんか?
三角形の面積を底辺や高さという言葉に変換していますよね。
もし三角形の面積の公式を知らないなら、
「三角形の面積っていくら?」みたいないかにも公式を知らない人の発言になってしまうことでしょう。
きよたに褒められるようになったきた
なお本日の演習はベクトルの三角形面積公式を覚えていなかったせいで爆死した模様 pic.twitter.com/lErtn2DJ3I— Andrew (@ex_tkgekibucho) June 13, 2022
こんな感じで『燃焼熱』とは何か?定義を知っておかないと
足元をすくわれてしまうわけですね。
話を元に戻しますね。
もし不完全燃焼だと一酸化炭素
なので、今回の問題では
このように燃焼熱=完全燃焼を知っておくことと
ということをセットで覚えておくと燃焼熱問題が得意になっていくと思います。
では
これも覚えておいて欲しいのですが、
計算もミスって欲しくないですが、
できる
できあがる
でないと水素Hの数が合いませんから。
ここまでの情報を盛り込むと
となります。
あと最後に完全燃焼させるには酸素が必須なので
酸素
帳尻を合わせるように
右辺の酸素数は
合計4つですね。
ということは
それから今回の問題は燃焼熱を求めるわけですから、
求める燃焼熱をQKJとしましょう。
ということで
という式が完成しました。
こんな感じで日本語で問題文が書かれていても
しっかりと式を作ることから始めましょう。
もう1回問題文を書きますよ。
次のものは生成熱(KJ/mol)とします。
二酸化炭素(
水(
メタン(
以上を前提に
メタン(
でしたね。
生成熱を作りましょうか。
二酸化炭素(
C(黒鉛)+
ですね。
生成熱は『単体』からですからね。
単体について知りたい方はこちらをご覧ください。
・単体と化合物の例と単体・純物質・混合物の違いをわかりやすく解説
生成熱、燃焼熱についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
・生成熱の定義をわかりやすく解説
・燃焼熱と生成熱の違いを熱化学方程式を使いながらわかりやすく解説
ちなみに生成熱が394KJ/molと/molがついてるのに
熱化学方程式は394KJとなっていて/molがついていませんね。
これは熱化学方程式は1molでできているからです。
もし熱化学方程式が2molだったら394×2=788KJとなります。
よく間違えるところなので注意してくださいね。
同様に問題文から『水(
単体から作っていきましょう。
生成熱の定義に当てはまってますね。
それからさっきもいいましたが
もし
となりますからね。
ご注意ください。
最後にメタン(
これも単体からできていますから生成熱ですね。
ここまで作った式を足したり引いたりして
組み合わせていきます。
C(黒鉛)+
上記3つの式から
のQKJを求めていきます。
詳しい解き方はこちらで解説しています。
⇒熱化学方程式を加減法で解く方法(解き方)
Q=394+286×2ー75=891
となります。
求める
以上で燃焼熱の求め方についての解説を終わります。